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2020年6月 8日 (月)

「アンデッドアンラック」を読む

2020年6月8日(月)。

 

徐々にその世界観が見えてきた「アンデッドアンラック」について

 

アンデッドアンラックは、週刊少年ジャンプに連載している漫画で、2020年6月4日に単行本第2巻が出たところです。

そして、本日発売のジャンプ27号で、UMA「銀河」が登場したことで、筆者が意図するその世界観の一部が見えて来ました。

今日は、その点を書き留めておこうと思います。

20200608undeadunluck01

 

◆パラレルワールドかVR世界か

これまでの話(19話)の中で、何回か登場してきた『(故意に)違和感のあるセリフ』

これらを、伏線、と考えるとこの物語が、リアルな私たちの世界とは、似ているけど異なる、パラレルワールド若しくは、VR(バーチャル・リアリティ)の世界の物語である、という可能性を以前から感じていました(※)。

それが、ほぼ確実かと思われたのが今週号(2020年27号)、UMAギャラクシー(銀河)の登場です。

このUMAギャラクシー、主人公アンラックの不自然なセリフの伏線の回収を兼ねています。

 

※なお「物語」に、現実世界にはありっこない特殊能力キャラが登場することと、「世界設定」が現実の私たちの世界と「同一」であるかということとは、別モノです。

 

【追補:6月10日】もう一つの可能性

昨日9日、もうひとつの可能性について思い立ったので、追補します。

それはこの物語の舞台設定が、(私たちが今認識している)現実世界と全く同一である、という設定の可能性です。

・コミックス2巻のビクター登場時、シェンの受け答えから2020年8月の設定と分かります。現実世界より2~3ケ月先行しています。

・第19話リザルトの回での言語統一、否定者以外の認識が一瞬で書き換えられたこと

これらから、電子機械上で、(何度も繰り返し)繰り広げられる「試行」の可能性。

ヴァーチャルリアリティであるとか、デジタル世界であるとか(マトリクス、小松左京の小説にも2つほどあります※)、単純にそういった世界設定なのではなく、もう一歩踏み込んで、「認識」とは何か?ということを問うている。

「今あなたの住んでいる現実世界が、そういった(書き換え可能な)世界なのかもしれませんよ」という作者のメッセージ。

 

※小松左京作品

登場人物がほぼすべてコンピュータ上の電子的存在である作品には、「花型星雲(あやつり心中:徳間文庫)」「すぺるむ・さぴえんすの冒険(ゴルディアスの結び目:角川文庫)」があります。

FSSで言えば、モナークセイクリッドってやつですな。

特に、花型星雲の方は、主人公が電磁的情報存在であり、(本当に存在する地球人によって)創られた多数のシミュレーション・プロジェクトの中の一つということで、もしかすると、アンデッドアンラックのベースとなる世界に近いかもしれません。

 

 

コミックス第1巻143ページ

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アンラック「宇宙って月と太陽以外何もないじゃないですか(学校で習いました!)」

※このセリフ、ジャンプで読んだ時、いやいや夜空の星は?ってツッコミを入れた人がほとんどだったはず。

今回のUMAギャラクシーの登場で、やっと風子の世界では、夜空に星が散りばめられて、月の周りも寂しくなくなるわけです。

それにしても、星々の存在しない世界で、星を想像した風子エライ!スゴ過ギ!

・・・銀河が何でペナルティなの?というのが今持ってる私の素朴な疑問。

【追補】2020.6.15

なるほどね~。

なお、本日、曜日の概念も付け足されました。

 

コミックス第2巻182ページ

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シェン「(何曜)ナンヨウ?何の話です?」

※あれ?この世界、曜日が存在していないのか?違う世界か?と気づかせたい意図が、作者にあるな、とここで思った方もいるはず。

それと、曜日というものが存在する世界を、主人公アンデットの裏(または表)人格のビクター(ビクトール)は経験したことがある、という点。(アンディ人格が登場する以前かも。第2巻40ページ参照)

 

【追補2020.6.28】ビクターが「全部で10人か」というセリフの意義について

このセリフ、ユニオンの否定者が総力戦で当たったときのセリフです。

このセリフに意味があることは確かだと思っていたのですが、すぐには理解できませんでした。

先週位からそのモヤモヤ感が段々と形になってきたのですが、このセリフ、ある重要な部分が、省略されているのではないかと思っています。

それは

「(今回は)全部で10人か」

 

この舞台が、前述の、コンピュータの中の出来事で、主な登場人物は全てAI的な存在で、創生から終焉までを繰り返しテストする(高次元的存在が別個にいる=神、もしくは実在する人間)という可能性が高いのではないかと思い始めています。

その中でビクターは、前回のテストのデータを持ち越せる、特異なチートキャラの可能性があります。

もしくは、この物語が全て電磁的情報の中で行われているシミュレーションだとすれば、ビクターは実在する人間で、この物語の進捗状況を確認するためにつくられた、いわばアバターである可能性まである、と思いました。

そのため、(今回のテストでは、ビクター登場時のサークルメンバーは)「全部で10人」だったか、とか、(登場時に曜日がまだなかったことから、UMAギャラクシーが未出現であることを悟り)「成程」とつぶやく、そういう意味でのセリフだったと推測しています。

 

伏線を全部回収できるか(できるまで生き残れるか)。がんばれ、戸塚先生!

単純なバトル漫画の誘惑の罠に堕ちないでおいて~。

というわけで、

まずは今回(19話)の伏線から、ムイちゃんNo.11ってことで推奨。是非ヨロシク。

 

 

◆アンデッドアンラックについて

ブログの主題とは縁も所縁も無く検索エンジンのページウェイトが低そうな、この記事に辿り着いた貴方はきっと、アンデッドアンラックのファンなはずで、釈迦に説法なところもあるのですが・・・

でも一応このマンガのあらすじを書いておきます。

 

・否定者(チート)キャラが集まってクエストする話

・主人公2人アンデッドとアンラック

・アンデッドは事情があって死にたがり

・アンラックは巨乳JK(元)

 

メカデザインやモンスター(UMA)デザインに漂う、昭和感、月ジャン感がとてつもなく、決して今の週刊少年ジャンプで絵柄受けがいいとは言えないこと。

それと、科学的にちょっと納得できない部分も散見されます。(※)

でも、とにかく話のテンポやキャラの掛け合いが抜群に漫才チックで面白く、キッチュなファン層が獲得できる漫画。 

絵は、あとからうまくなればいいけど、話作りを後から面白くするのは難しい。

ぶっちゃけ、このマンガはネームでもきっと面白い。

 

※科学的じゃない

・デカイ隕石落下したら地球半分氷河期(第1巻54ページ)

・バイクはその載り方じゃ前に進まずロック(第1巻69ページ)

・その手りゅう弾安全装置付いたまま(第1巻166ページ)

・光が眩しい事とレーザー粒子が不変を突破するかは別(第2巻10ページ)

 

でも、いいのです。

このときの最も大切なテーマは、しわくちゃジーナさんが幸せな死を迎えることだったんですから。

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