経済・政治・国際

2018年7月29日 (日)

2018/07/29 日曜に考える(為替関係)

1.トランプ相場における「後の先」。

 

今日書く記事は、いつぞやの日経コラムでも採り上げられていました。

 

トランプさんの発言にチャートが反転させられる相場ドル円が続いています。

インフレを抑えるために利上げしたいFRBが、FOMCで利上げすると、ドル安・低金利を望むトランプ大統領がしばらくして、ツイートでドル高をけん制する、という流れ。

 

これの嫌なところは、トランプ大統領は予定の決まっている記者会見では無く、個人の好きな時に記録されるツイッターを利用しているという点で、フォワードガイダンスが皆無だということ、そして(これが一番の問題)、トランプさんが起きてツイートしやすい時間帯が、日本の深夜だ、ということ。

朝起きるとガクンと落ちてるってパターン。

 

世界経済の動向や日米金利差から算出した想定値、というものは為替をやってる人なら、個人で必ずやってるでしょうが、これを全く無効にされてしまう手段です。

こういうところも嫌われて、FXから(トランプ発言に影響されない)仮想通貨に逃げてしまった人も多いのでは?

 

毎晩寝る前に、その日の相場観から損切りの逆指値を入れて寝るというのもアリなのですが、正直それに毎晩捕らわれるのも睡眠時間を削られて無駄だし、なにより悔しい。

 

それで、最近は通常時は全くポジションを持たずに、トランプ発言の翌々日位に、買いポジションを入れるようにしています。

 

基本的にトランプさんの発言というのは、ドル安を生じさせますが、それは市場動向に無理を言わせるもので、絶対長続きしません。

かならずそのうちに均衡を取り戻そうと、発言前のレートまで戻るようになっています。

もちろん、その間に経済動向が変わるような実体経済上または市場経済上の事件が起これば、それに影響はされますが。

 

ただし、これクロス円には万能ではありません。トランプ発言で起きるのは「ドル安」であって、クロス円の場合、そのときの日本とドル以外の通貨での買われ方で、そのクロス円の動きは変わってしまうからです。

 

2.2018年夏の正常なレートは?

私の考える正常レートは、ドル円115円。

日経では120円というレートが述べられていましたが、そこまではいかないと思います。

 

115円の理由。それは、日銀は明らかにテーパリングをしてるからです。

FRBと日銀が公表している通貨量チェックして、2012年から比較してみてください。

1カ月ほど遅れたデータになりますが、これに加えて政策金利を確認すれば、双方の中央銀行の移行が読み取れます。

現在は、緩和の出口論が「どこからか」流れてきて円安を押さえていますが、日銀金融政策決定会合のコメント次第でそれは封じられ、通貨量バランスと金利差に漸近していくと考えています。

 

個人的な感想としてですが、まずは、「日銀は頑張ってるなぁ」ということ。

米・EUの通貨量減(量的緩和政策からの脱出)に後れを取らざるを得なくなった日本。

日本だけ量的緩和を続けると、米欧から叩かれますし、何よりこのままでは「次回の」量的緩和政策が必要になった時に討って出られない。

急激な円高を避けるよう、苦心しながら、少しずつ通貨量を減らしています。

【!】これは、緩和出口という事ではありません。

ドル(及びユーロ)との通貨量比を調整するためです。

これをしないと、急激な円安になってしまいます。

この点がなかなか理解されず、緩和出口論で儲けようとするハイエナに大衆心理を利用されてしまっていますが。

逆にきっと、米国につまらない口実を与えないよう、苦心して通貨量のバランスをとっている、ということだと思っています。

 

がんばれ!黒田日銀。

2018年4月15日 (日)

2018/04/15 日曜に考える(為替関係)

シリア情勢がやっぱり土日に動いてしまいました。

このことについては、土曜日夜のTV番組「池上彰のそうだったのか」が、ほぼほぼ正確に状況説明できていたので、そちらを参照します。

(私びっくり。テレビ番組でここまで言っちゃっていいんだ、というのが正直な感想)

 

TV番組「池上彰のそうだったのか」でも内容を変更して、シリア化学兵器使用(疑惑)に対する米英仏のミサイル攻撃についての、生解説番組を放送しました。

 

池上彰の番組の内容をまとめた私の感想2コマ漫画↓

20180415c

20180415d

出典:FSS(リブート第5巻より)

 

番組によると

トランプ大統領の先週のツイート「スマートなミサイル撃ち込むぞ」発言は、

秋の中間選挙のために、オバマ前大統領との違いを見せて「実行する米大統領像」を自国民に見せなければならないトランプ大統領と、

第1次世界大戦のトラウマから化学兵器に敏感な英仏が(しかも使われたのはどうやら第1次世界大戦で使われたのと同じ塩素ガス)、

国際連合の常任理事国のうち東側の中ロを除く3カ国軍として(国際連合という和訳は幻で、実際には中核は第2次世界大戦の連合国。第2次世界大戦はまだ終わっていないのだ)、

化学兵器を使ったら許さへんで~、という懲罰を「シリア以外の第3世界の国々」にも見せつけるためにも、

軍事行動に踏み切ったもの、として解説されました。

 

また、番組によると

前述の、トランプ大統領のあのツイートは、

ミサイルを実際に打ち込むことをロシア軍に知らせるための「リーク」

同様にフランス軍からもロシア軍に、事前通告があったとのことです。

 

つまり、

・北の大国ロシアと直接「ことを構える」気はない

・化学兵器使用には懲罰を加えねばならない

という、

ロシアがバックについて実際にロシア軍も配備されているシリアという国に、懲罰を加えるという、二律背反の課題をクリアするためのトランプ大統領流のひねり技

だった、ということです。

 

また、作戦後に、「任務はは完了した」とツイートしたことも

化学兵器生産能力を壊滅して目的は達したので、もうミサイル攻撃はしないからロシア軍はシリアの基地に戻っても安全ですよ、というメッセージだったとのことです。

 

対してロシア側から今回の攻撃を見た場合も、

ロシアのプーチン大統領としても、「米英仏許すまじ!とブチ切れる」ことで、国民からの支持を受けられ国内の結束を図れる、というメリットが生じた、とのことです。

(歴史的にロシア国民は、ヨーロッパに向けて強硬姿勢を取るマッチョな国主が大好き)

プーチン大統領が思っていたほどフィーバーしなかったロシアの大統領選のマイナスが、これでチャラ位にはなったかもしれません。

 

そうは言っても、為替的には

「出来レースだったんだから、安心して買い目を入れよう」って訳にはいきませんよね。

なにせ、「(おそらく攻撃前に逃げて無人だった)化学兵器工場が爆撃された」だけで、シリアの内戦の解決には、なんら影響がなかった、と言っても過言ではないようなので。

 

【追補】

今、21世紀の2018年ですよね。

昔、エリア88って漫画があったんですが、その舞台では、政府軍(と主人公のいる傭兵部隊)が西側兵器を使っていて、反政府軍は東側兵器を使用していました。

ある国が東西陣営のどちらかのバックアップを受けていると、反対勢力には相反する陣営の兵器が流れ込む。

目的は資源だったり影響力だったり色々。

東西陣営がぶつかり合う舞台となった国は、衰弱していく。

当時の東西冷戦下での状況を書き出した異色の漫画でした。

漫画はフィクションですが、当時は実際に中東で、アフリカで、そういった「代理紛争」がいくつかあった時代でした。

 

今回、シリアでは、決してフィクションではない、恐ろしい人数の国民が死んでいってる。

中東が代表する第三世界の状況ってのは、エリア88が連載開始された1979年から30年間、原則何ら変わっていない、とも言えてしまうのではないでしょうか。

 

2018年3月18日 (日)

2018/03/18 日曜に考える(為替関係)

あれ?ポジションが無くなってる

AUDもNZDもZARもトルコリラまで。

 

今週は下げっぱなしでしたからねぇ。

 

皆ビビりモードに入ったのか、仮想通貨転向組が下げて来ているのか。

日本なんて極東の首相の汚職疑惑(段階)なんて、世界の目から見れば大した事件ではない。

だけど、それでミセスワタナベにビビリが入ってることは、世界のAI様はちゃんとお見通しだぜ、って感じで下げが加速していったというところでしょうか。

日本時間水曜夜0時以降から朝にかけても下げが止まらない週は、もう完全下げ週。

週途中でポジションを作るかどうかなんて考えても無駄と判断。

 

土曜朝にポジションを作り直しました。

汚職疑惑程度では、大勢に影響しないと考えてのことです。

これで19日週も下げて(政府が身動き取れない今)日銀がコメントを発しないようなら、損切りして(会合のある)4月まで動くのをやめます。

2018年3月11日 (日)

2018/03/11 日曜に考える(為替関係)

 

先週の「日曜に考える」の時点で、さらなる下げを予想しました。

しかし、これは結果的に大外れ。

 

まず翌日の3月5日日銀の新副総裁候補から「必要なら追加緩和」発言があり、下値のさらなる掘り下げにブレーキがかかりました。

(3月6日の日経朝刊)

その後の同日後半(日本時間深夜)、米高官から米国の鉄鋼等の輸入制限(関税措置)問題について、例外扱いを設ける方針の示唆がありました。

(同夕刊)

これらを受けて、チャートに変化が。下落にブレーキが掛かっただけでなく、同日は買いが優勢に。

【6日朝にトルコリラ少し買い足し】

 

続く6日には、米経済政策のトップ、NECのコーン委員長の辞任という下げ要素がありました。

しかし同日に、共和党から、鉄鋼等の輸入制限(関税措置)問題について例外措置を設けるよう公式提言があり、相対的にプラスマイナス・ゼロとなりました。

この鉄鋼等の輸入制限問題が、現在最も下げを加速させている要因でしたので、結果的にはこれで風向きが変わったのかもしれません。

【3月9日朝、オセアニア通貨を買い】

 

とどめに、3月9日(日本時間深夜)、輸入制限問題について、AUSの鉄鋼が除外に向けて調整中と米大統領がツイッター上で発言、との報。

(3月10日の日経夕刊)

と、具体的な国名入りの弾が飛び出して、さらに一段上げとなって週末を迎えました。

 

※AUSが最初というこちについて

色々勘ぐっちゃう要素ではあります。経済的な面だけではなく、多分に軍事外交的要素も加味されてる香ばしい匂いがそこはかとなく。中国包囲網の一環の最初の一手だったりして。

もともと、週足で見るとオセアニア通貨などはある程度の底値にあったので、これで完全に反転し、1カ月程度は上げていきそうです。

ただし、「米輸入制限問題が大統領によってひっくり返されない限り」ですが。

 

その他の高金利通貨も、時間差はあっても、ボチボチとリスクオンに変わっていきそうで一安心。

先週末までに持ったポジションに保険の逆指値(これは絶対必要!)を入れつつ、ゆっくり上がっていくレートを眺めながら、温めていけばよさそうです。【※注】

 

結局はトランプ大統領のいつもの戦術、ブラフでMAX脅しておいて、譲歩点を探る作戦でした。

しかし米国大統領、こっそりポジションを取ってから、ツイッターに発言すれば、チャートがひっくり返せるんじゃないか?

スマホ1つで簡単に大儲けできそう。

 

【追補】【※注】保険の逆指値

今の時点ではこれは絶対必要です。

確かに短期的(1カ月以内)に見れば、リスクオフからの切り替え点になった週、と言えるかもしれません。

しかし、忘れてはならないのが、今回の下げが何によってもたらされたかということです。

おおもとの原因は、FRBの利上げ

(特に2月下旬の今年4回発言で一段下げになった)

これに尽きます。

 

一応米株のパニック売りと便乗売りは収まりましたが、今後については、このところの3週間の日経新聞記事にだいたいが書かれています。

 

【短期】米株の調整

これは、一応済み。

 

【中期】新興国債務問題

あれ?もう調整済みじゃなかったっけ?と思ってました。(1年前にすんごい下げを喰らった時には、私死んだかと思った。)

そうじゃなくて、これから先の話のようです。

米金利が上昇するということは、米ドル建ての借金の利息払い金も増えてしまうということ。

10年前と比較して新興国のドル建て借金が各国GDP比でどれだけ増えているかというと…

メキシコが10年前の2倍弱、南アが3倍(!)、ブラジル2倍弱。

(2月19日の日経朝刊)

なんでこの3国かな?というと、そのときの新聞記事の図で見ると、どうやらGDPに対してのドル建て借金の割合自体が高めだからみたいです。

例えばインドなんかもドル建て借金が同じように2倍に膨らんだのですが、米ドル建て借金がGDPに対して5%程度なので、いわゆる「返せる当てがある」借金と言えます。

それに対して、メキシコは同じ2倍でも、GDPに対して20%くらいの借金がある。

もし、利払いが返せなくなる国が一つでも発生すると、「通貨危機」という飛んでも事態になって、他国通貨も便乗売りも一斉に巻き込んで超絶リスクオフが発生、という負のスパイラルは何となく予想できます。

 

【長期】景気後退期に(いつか)突入

「06年相場が道しるべ」という題名のコラムによると、米国債の長短金利差が、「米短期国債の方が長期のそれよりも金利が付くようになると、景気後退期(=不景気)になる。

現在0.7%差くらい。(MAXでは2.5%くらいの差がある)これがマイナスになると景気後退期が訪れる、とのこと。

(2月20日の日経朝刊)

うん、まあそろそろですよね。

金融緩和とは、要は好景気の先食いです。

本来リーマンショック後に超絶不景気になるはずだったものを何とか延命できたどころか、なんとなくプチバブルもあったぐらいでした。

まるで山を削って川谷を埋めたようなもの。山自体なくなっちゃっても文句は言えない。

以前の、(本家)バブルとか、ITバブルとか、(今回の緩和)バブルとか、どれもうちら庶民には、ほとんど実際上の意味は無かったと思います。(マハラジャもバブルが過ぎてつぶれた後で一度前を通った程度の東京「市」民だったあの頃…)

 

TPP11でどれだけ、その時のダメージを軽減できるかということにひそかに期待しています。

 

(おまけ1)

土曜日の池上彰さんのテレビ番組で、出演ゲストから面白いコメントがありました。

日本周辺の地殻プレートについての話題だったのですが、「ハワイは数cmずつ日本に近づいている」という池上さんの説明に対して、ゲストが「そのうちハワイに国内線で行ける」とギャグを言ったのです。

う~ん。それ、昔から言われてる「地殻プレートあるある」なんですが、

ハワイが近づいているということは、米国の領土が日本に迫ってきている、ということに過ぎず、「国内線」ではハワイには行けません。

(ただし米国領が広がるわけでもありません。ハワイ周辺200カイリごと日本に近付いている、というだけです。)

まあ、ハワイまでの移動時間は短縮されるでしょうけれど。

 

(おまけ2)

意外と面白かった本、「知ってはいけない隠された日本支配の構造」

さて、領土と言えば、先週の記事で、最近読んだ本について書きましたが、為替をやる人なら、この本は一応抑えておいた方が良いと思い、再掲しました。

先週の米大統領の輸入制限発言問題でも、この本を読んでおいたおかげで、あまり神経質にならずに済み、ポジションも取れました。

 

この本では、「日米合同委員会(※後述)」という組織を下敷きにして、憲法問題や原発問題にも触れていますが、為替にも嫌がおうにも関係してくる対米関係について、日本の軍事的地位と経済的地位の差異についても書かれています。

その部分を要約すると、

日本と米国との間の「経済的な相互関係」と「軍事的な相互関係」は同一では無い。

日本は経済的には独立しているが、軍事的には米軍(米国ではない)の管制下にある。

というのです。

「戦後」は遠くなりにけらず…。

 

とすると、中間選挙も控えて、軍事産業からのヒキが大切な、”経済”大統領のトランプさんが、同盟国(=米国の武器を買ってくれる国)との関係を冷却させるはずがない。

逆に言うと、だからシリア(=ロシアの市場)の惨状は放っておいても気にならない。

というかロシア製戦車ばかり走り回っている中東全体にも興味がないんじゃないか、とまで勘ぐります。

 

さて、今の日本の政権は、明らかに米軍事にとってはプラスでしょう。

ギャングのボスと子分のような関係っぽいのですが。

まあ、そうすると少なくとも無下には扱えない。

一方で日銀は、あくまでも経済政策を担当しているのですから、フェアな関係で米国とも話ができる。

あまりカウボーイを怒らせない限りは。

 

よって、日本の(米国では生産できないような特殊な)鉄鋼が、制限される可能性は低い。

リスクオンでいいかな?と思いました。

 

さて、本の話に戻って。

左巻きっぽい本なので、「この本で言いたいこと」はあれなんですが、「この本に書かれていること」つまり骨子は、知っておいた方が絶対に得です。

そうすれば、ニュースの上っ面に流されて、着地点を見誤らなくて済むときがある、と思います。

未読だったけど興味が湧いた、という方は是非どうぞ。新書サイズの本です。書店によっては平積みコーナーにあるかもしれません。

 

※日米合同委員会

憲法学を専攻した方を含む、現役の高校社会科教員3名に聞いてみたのですが、誰も「日米合同委員会」という言葉を知りませんでした。

その存在自体本当か?と思ったのですが、ググってみたらしっかり外務省のWEBサイトに説明が載っていました。

日米合同委員会の組織図(外務省資料のコピー)「copy-soshikizu.pdf」をダウンロード

 

それでもなお、日本がどの国と結ぶべきかと国境を接する3大国を眺めてみると、アメリカが一番マシだ、という見立てになるのが、

なんとも悲しい。

2018年3月 4日 (日)

2018/03/04 日曜に考える(為替関係)

為替レートは、土曜3日の深夜から早朝にかけて反転上昇を始めたかのように見えます。

しかし、これはこのところの急激な下げに対して、週末を迎えたがための利確と見ています。

再度の下げを想定しています。

 

また、働き方改革のとん挫も、今後ジワジワ効いてくる課題(日経)だそうです。

働き方改革自体は関係なくて、官邸主導から(自民)党主導になると、その政権は末期(日経)という話です。

一応アベノミクスの看板である安倍首相の指導力が疑問視されるようになると、欧米ファンドの都合のいい時にその問題がクローズアップされ、下げ方向に誘導されてしまいます。

日銀だけが頑張っても難しい課題です。日銀と政府が一体だから圧力になるわけで、両輪の片方が欠けたら、世界経済からの信頼性はぐんと低下してしまいます。

 

という訳で、一応予定どおり、買いを入れましたが少額のナンピン買いに留めています。(トルコリラを買いました。)

場合によっては、101円台を見るかもしれません。その可能性はかなりあるとみています。

99円台は…。

その前に、日銀と政府が慌てて声明を出すでしょうが。

※すでに黒田さんが2018年度は緩和出口探らずとの声明を出しています(日経3月2日朝刊)。

ドル円が100円に下げても楽に耐えられる程度で、しばらくはポジションをほったらかしで買いを延期します。

日銀と政府が為替維持に動く発言があれば、それから買いを入れることにしました。

 

おまけ

この2年度程、日本史を学びなおしています。

最近はこのジャンルの新しい解釈本が多数出版されて、学びやすい環境にあるのも強みです。

「戦争の日本古代史(倉本一宏)」、「蒙古襲来と神風(服部英雄)」、「応仁の乱(呉座勇一)」、「明治維新という幻想(森田健司)」、「日本史のツボ(本郷和人)」、そして「知ってはいけない隠された日本支配の構造(矢部宏治)」

一応、上古は壬申の乱まで遡ることができたので、それで一区切り。

(古事記や日本書(紀)はいくつかの版を読んでいますが、歴史の実態をつかむには不向き。根拠となる第1級資料(直接資料)が国内に無いため。)

日本の戦後史では、最後に取り上げた「知ってはいけない隠された日本支配の構造」で、現代日本の軍政の構造が分かったので、それで一区切り。

ざっくりとヤマトの国から日本、そして現代までの流れが、納得できる形で掴めてきました。後は隙間すきまを埋めていくことを続けていきますが、本題は別のところ。

 

もちろん主たる目的は、日本と世界経済の未来予想のためです。

 

世界経済の「秩序」というものは、それを「秩序立てているもの」によって「維持」されているわけで、それは覇権であり、発言力であり、数の力や軍事力とも結びついています。

経済力そのものよりも、「こういう(自分の国に都合がいい)ルールにしよう」とゴリ押しするためには、言うだけの力が必要だからです。

よって、「今の」日本は、経済力としては上位に入りますが「今後」は分かりません。

EUのようにいくつもの経済強国が連合しているわけでもなく(まあEUは経済弱国も含んでいるのでまああれなんですが(国の)数の力は侮れません。)、米国のように基軸通貨を持っているわけでもなく、軍事力もないのでは、全く力不足です。

今の経済力(すでに過去の経済力の資産となりつつありますが)なんて、日本が超絶不利になるルールを持ち出されたら、あっという間にひっくり返される程度の力にすぎません。

それは、戦後だけをとっても、オイルショックやプラザ合意が証明しています。

かつ、それを平気でやってくるのことが、世界のルール上問題ではない、ということは、経済以外でも実例があります。(F1マクラーレンホンダ時代のルール変更、オリンピック競技ルールの改定等。)

「譲り合いの精神」とか「おもてなし」とかいう美しい心などというものは、人の個人的精神としては大切にすべきことでしょうけれど、まるで汚泥のような現実的な社会で「勝ち残ること」を目的にするならば通用しません。

 

くしくも上の記事のように、黒田さんが2018年度中は緩和出口を議論しないと言ったということは、=(イコール)、緩和による恩恵は2018年度で終わる、ということと覚悟しておくべきだ、と言っているように聞こえました。それ以上は、先に緩和出口に立った米国やEUが許さない、ということだと解釈しています。

2018年2月18日 (日)

2018/02/18 日曜に考える(為替関係)

先週末に、久しぶりにドル円レートが106円台を見ました。

このところ、110円台オーバーで、ポジションを持つ気にもなっていなかったので、まったくレートを見てもいませんでしたが、108円を割ってきたので、さてとと、久しぶりにポジションを持つかどうか検討することにしました。

 

・ドル円106円は、「円高」なのか「ドル安」なのか

これは「ドル安」だと判断しています。

(円高とドル安の違いについては以前の記事に書いたので省略)

クロス円も下げているといえば下げています。

じゃあ「円高」じゃないのか?となるのですが、

ただ、南アランドやトルコリラといった恐慌に弱い通貨が、以前の恐慌時ほどは下げていない点から、これは「ドル安」要素が強い、と判断しました。

一方、日本株はどうかと確認してみました。

株価が下がった下がったとの話だったので、昨年11~12月に売り払った銘柄がどの程度下げてくれたかな?と、買戻しも期待して見回ってきました。

しかし、私が売買している銘柄では、まだまだ高値圏という範囲にあったり、今がちょうど中値になっているものばかりでした。

下げてないよ~。これを下がったと言った人は、いったいいくらで株を買ったんだ。

 

・株はまだ、為替はそろそろ

株価は底堅そうなので、為替も持ち直す可能性が高いと見ました。

(まあ、このまま生殺しのように下げ続けることもあり得るんでしょうけど、政府と日銀が3月・年度明けを前にそれを許すか?ベースアップ論議とかあるので)

そこで、まだ買いづらい株ではなく為替でポジションを狙ってみます。

あとは、いつ買うかという話になります。

 

・原因は「春節」なのか「2月5日」なのか

春節が原因だとすれば、今週火曜夜または水曜朝にポジションを取る。

2月5日が原因だとすれば、月が変わるまで待つ。

どちらかは私にはわかりません。複合的なものじゃないかなと感じていますが。

ナンピン買いしても、レンジに入ってくれればまた戻って来そうな、そんなレートにある通貨もすでにあるので、春節明け前に少々ポジションを持ってみるつもりです。

春節明け後にレートが持ち直し、そのまま反転上昇が続けば、それで良し。

フラフラ低空飛行または再度下げが入っても、ポジションは解消せず、月明けの土曜にあたる3月3日早朝、続いて5日早朝に、各々少しづつ買い目を入れてみます。

2017年7月22日 (土)

2017/07/22 来週は調整週に?(為替関係)

前回の記事で書いた、手広く買った新興国・資源国のクロス円ですが、20日(木)朝にスワップを取ってからポジションを解消しました。

妙に上値の伸びが鈍く、レンジの範囲の上目のポジションも混じっていたため、ショックが起きるとマイナスになりそうな気がしたので。

その時点で、NZDはマイナスでしたが、全体としてはプラス収支だったため、まあまあの結果でした。特に、NOKの上昇が大きく貢献してくれました。

その後NZDが反発して0.5ポイントほど上昇。グハッ、と思いましたが、結果論、結果論。

 

金曜夜に原油生産調整合意が困難とのニュースが入って、かつ米絡みの疑惑(ロシアンゲート)もくすぶり続けていて、いくつかの通貨が急落して1週間が閉じました。

それでもVIXは10を割っていますし、下げたいくつかの通貨も、全く高値圏から滑り落ちたわけでは無いため、まだ楽観的な部分がある感じです。NZDとかZARとか一番最初に下げそうなのが変に頑張っています。

 

それらの条件から、来週は調整週になる可能性があります。

2017年7月17日 (月)

2017/07/17 祝日に考える(為替関係)

FRBのイエレンさん起源のチャート傾向になった週でした。

イエレンさんのコメントから緩和縮小ペースが緩やかになると読み取られたことに続き、続投に疑問符が付いたことと併せて、ドル安傾向に。

ドル円が114円から112円台に2円以上も落ちたのに、クロス円は総じて上昇傾向。

 

先日の日経のコラムに、金融緩和は利益(好景気)の先食いに過ぎなかったと看破された、とも書かれていました。

これらのことから、次のとおりのポジションで進めていこうと思い、久しぶりに買いを入れました。

しばらくは、落ち目だった新興国通貨を満遍なく薄く広く買って、スワップを稼ぐ。

FRB人事のごたつきがあったら、即解消。

個人的な理由で円買いには加担しないのですが、FRB人事で(誰がなっても大変なのは同じことだと思うのですが…)ごたついたら円買いを仕掛けておけば間違いないと思います。

というか、そろそろ日銀の後任人事の「うわさ」も本格化しそうですが。

安倍政権の支持基盤次第かな。

2017年6月25日 (日)

2017/06/25 為替相場停滞(為替関係)

(雑記のみの読み流し記事です)

イージス艦が民間船に負けちゃった問題のとばっちりを受けて、金曜ロードショーの「バトルシップ」が放送中止に。

この映画を以前観た時に、ハワイの記念艦戦艦ミズーリを引っ張り出して異星人共をやっつけるという、その突き抜けたB級感に惚れ惚れして、今度は録画しておこうと思っていたのに…。

 

さて、最近は為替関係の記事を全く書いていません。

書きようが無いんです。かれこれ四半期、為替チャートが大きく動いていないので。

現在の月足

20170624c

※ザイFXチャートより引用

 

買うとスワップが付く米ドル円は上値(120円)に余剰が余りないし、売るとスワップが付くユーロ円は、現在中間値で僅かずつ上昇傾向にあって売り時ではない、宙ぶらりんな状況です。

新興国通貨は、おおよそ、ドル円のチャートと同一の形状を示しており、ドル円の買い時に引きずられると感じています。

 

短期的には、英国問題やトランプさんツイートで一気に1円程度の乱高下はあったりすのですが、ごく短時間に収束してしまう(パッと跳ね上がって1日程度かけて収束する)。

短期でぱっぱと売り買いに即応できる環境にいないので、手を出しづらいのが正直なところです。

 

◆各国首脳

フランスの新大統領の閣僚にまた汚職疑惑って、どこぞの(我が)国と一緒。

「ポピュリスト」対「既存勢力との癒着政治家」構図が多くなってきました(これに「ナショナリスト」というふりかけがまぶされている場合もあり)。

仏国、米国、英国。

ギリシアとかもか。

そうしてみると、ちょっと日本は特殊ですね。両陣営ともポピュリストなのですが、現政権は「ナショナリスト」「既存勢力との癒着」も兼ね備えているので、三拍子揃っている、という。

2017年5月21日 (日)

2017/05/19 日曜に考える(為替関係)~Trump think nothing about Asia~

アメリカのトランプ大統領は、もしかしてアジア全域の覇権を中国に売り飛ばすかもしれません。

その場合、のんきに日本や韓国が米国の傘下に入っていると思うなよ。

 

以前、二正面作戦はまずいから、アメリカはいったん中国に、北朝鮮対策のカードを渡すかもしれない(2017.04.16)、と書きました。

しかし、それだけでは収まらない無い可能性が出てきました。

このところの米国の動き(政府と軍)を見ていると、トランプさんは、もしかして中国をアジアの伯にでも任じたつもりなんじゃないの?としか思えない動きが出ています。

これは危険な動きです。

 

対北朝鮮政策のことではありません。

南シナ海政策関係です。

中国の経済政策の搦手により、南シナ海への軍の作戦(自由の航海作戦)を休止しているのですが、実はあんまり等価交換になっていない。

短期的にアメリカ経済だけ見ればいいのかもしれません。

が、それ、身代切り売りしてお金に換えてるだけのようなものです。例えば先祖代々の土地を売って御殿と高級外車買っちゃう農家の三代目みたいな。

アメリカが守ってくれないなら、もともと反米色の濃い元首のいるフィリピンや、軍事面以外では元来親中国国家の韓国はおろか、反中国という点では共闘できる共産国ベトナムだって、どうなるか分かりません。

そうなったとき日本だけがいつまでも米国の盾になっているでしょうか。

だって、そのときにはシーレーン防御(日本-韓国-沖縄-台湾-フィリピン-ベトナムの外洋ベルト)崩れちゃってるんですもの。

オセロみたいなもので、今度は中国のためのシーレーンにせざるを得なくなる可能性だって無きにしもです。

…でも、日本なら、最後までアメリカと共に、とかするかも。もう信条というか気質というか。

 

そういった意味で、シーレーンを崩しかねない現在の南シナ海付近における米軍の停滞(=中国への遠慮)は、誤った政策です。

なんか、カウボーイらしくない、逆に日本的やり方に近い感じもするくらいです。変な遠慮というか。

少なくとも、ちっともバーターになっていない。

 

一方の日本も大したことをやっていません。

特に東芝の後始末に出張りそうな噂を聞いたのでビックリ。

もしかして官製ファンドで救済しちゃったりするのでしょうか。

稼ぎどころを全て売り払って、名前だけ残って元の力は見る影もない企業の株価がなかなか下がらないのが不思議だったのですが、どうやら政府による救済が見込まれると市場では見なされているようです。

 

もともと「ファンド(投資)」というのは、銀行融資とは違うので、大げさに言えば100のうち90がダメでも、残りの10が100稼いでくれる企業になってくれれば、1000帰ってくる(=900儲かる)、っていう考え方・仕組みです。

(一方、融資の場合は、100のうち90大丈夫で、それぞれから1.5返してもらって145帰ってくる仕組み。)

これから(初めて)成長するかもしれない企業に投下するものです。

これは、これまでのお役所補助金的な仕組みとはパラダイムが異なります。

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